マルケス・デ・カセレス レセルバ 2008
Marqués de Cáceres Reserva 2008
1月13日に、マドリードで日本人会主催のもちつき大会がありまして、家族で行ってきました。館内には、短冊に願い事を書いて、それを吊すと願いが叶うという木がありましたので、願い事を書きました。私は、「血圧が下がりますように。」息子は、「スペインの不況が終わりますように。」そして、妻は、「ワインの仕事が上手くいきますように。」と書きました。
その後、福引きをやった所、私は、ハズレのあめ玉でしたが、息子は、真空パックの立派ながんもどき、で、妻は今回試飲した、ワインである、マルケス・デ・カセレスのセットが当たりました!!
ちょっと方向がずれたような感じがしますが「ワインの仕事が上手くいきますように。」という妻の願いが直ぐに叶ったような気がします。
いつものように、前置きが長くなってしまいましたが、このワイン、リオハの熟成ワインを代表するような銘柄で、多くのお店で取り扱われています。日本でもそんなに入手が難しいワインでは無いと思います。
使用しているブドウは、テンプラニーリョ種が85%、あとの15%がガルナチャ種とグラシアノ種となります。後者2種の割合は明記されていません。
色はレンガ色が少し入った深い紫色です。黒い果実、プルーンのような香りがしました。2年間、フレンチオークの新樽で熟成しているようですが、樽香は余り感じられませんでした。
口に含むと苦みを感じました。結構な辛口です。
良いブドウを使っているのだと思います、しっかりとしたボディを感じられました。粘度も高いようです。ただ、こういった作りなのかもしれませんが、ワインとしての輪郭は余りはっきりしていないように感じました。レセルバのカテゴリーですが、もう少し若々しさがあっても良いと思いました。
割と強めなのですが、素直な心地よい酸味を感じました。悪くは無いです。2008年という収穫年は、まだまだ新しいようですので、あと2~3年置けば、もう少し美味しくなるような気がします。