ベガ・パイサ (Vega Paísa)
2013/01/27
デイリーワインとしてデザインされた12ヶ月樽熟成のワインです。わたしが住んでいる村で作っているワインで、村祭りのときに試飲させてもらい、好印象だったのでボトルで購入しました。
スペインワインの値段は割りと正直についていて、安いものは味が薄かったり、アルコール臭がきつかったり、と飲みにくいものがあります。このワインもとて もお手軽な価格だったので、それほど大きな期待はしていませんでしたが、コルクを抜きたてのときのミルキィな香りと、やや酸味が強いのが気になったものの
濃くて飲みごたえのある味わいで、「思ったより良いかも。」というのが第一印象でした。初めは後口がとげとげしかったのですが、時間とともにマイルドになっていきました。
スペインの大衆的なレストランでは、何種類かの前菜とメインディッシュから一皿ずつ選び、デザートと飲み物がついて10ユーロ(1000円くらい)ほどの コースメニューがよくあります。そのときにワインを頼むと、良心的なレストランでは、こういう感じの赤ワインが出てくることが多いな、と思いながら試飲し ました。いわゆるハウスワインによく使われている感じです。お昼ご飯だと、ソーダ水で割って、気楽に飲んだりもします。
最初はこんな風に楽しく飲んでいたのですが、だんだん味が変わっていくのに気がつきました。少し不自然な樽のにおいと味わいのバランスの悪さが目立ってきてしまったのです。結局、グラス二杯目は残してしまいました。体調も少し悪かったのかもしれません。