ナイア 2010 (naia 2010)
2013/01/27
黄色みがかった透明な色合いです。ルエダ地方のベルデホ種白ワインの典型的なものだと思います。
最初に香るのは、ベルデホ種由来のマスカットの香り。出来立てのボトル詰めを開けたときよりも、ぱっと広がる葡萄の感じはやや控えめです。最初にグラスに ついでから、一口、二口と吟味しながら飲んでいくうちに移り変わる感じから、今回の2010年ものを試飲した本日は2012年6月でなので、瓶内で熟成し マイルドになった過程で、おそらく果物だけの単調な強い香りが他のものに変わっていったのではないかと思います。
味わいは、さわやかな甘みがあり、酸味とのバランスもとれていて、厭味な感じは全くしません。後口の余韻も心地よく、美味しいと思いました。32年間のル エダ地区産地統制委員会の歴史の中で、初めて「エクセレント」 を出した2011年の葡萄で作った2011年もののボトルを飲むのが楽しみです。
ボトルのラベルについていた説明文を訳してみます。
「ルエダは中世から唯一、主人公ベルデホ種の葡萄で白ワインを作っているカスティージャ・イ・レオンの地域です。このワインには、ライム、搾りたて葡萄、キウィと典型的な野菜の香りとともに色どられるキャラクターを持っています。さわやかで、長い余韻を楽しめます。」
くくっと飲んだグラス2杯目も、とても美味しかったです。