アコンティア（ボデガス・リバ・イ・デレイテ）

Acontia -Bodegas Liba y Deleite-は、リベラ・デル・ドゥエロとトロのスパニッシュオーク100％で醸造された赤ワインです。スペインではガリシア地方とナバーラ地方で、 樽の原料となるヨーロッパナラが採れます。樽にする歴史が浅く、需要も少ないため、大きな樹を育てる工夫がなされておらず、難点も多いのですが、エラジタ ンニン含有量はアメリカンオークより多く、フレンチオークともまた違ったバランスを持ちます。

アメリカンオーク１樽が約350ユーロ、フレンチオーク１樽が約700ユーロと言われる中で、スパニッシュオーク１樽は800ユーロほどするそうなので、まだ現実的ではないかなという気はしますが、わりと良い分析結果が出ているようなので、チャレンジを続けてほしいなと思います。

試飲したワインは以下のとおりです。
-Acontia 06 DO Ribera del Duero: テンプラニーリョ100％、６ヶ月樽熟成、６ヶ月瓶内熟成
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リベラ・デル・ドゥエロの若いワインではめずらしく、コーヒーやトーストの香りが印象的。ピンク系の濃い紫色。やや酸味が強めですが、タンニン分もまとまっており、飲みやすいです。ただグラスに入れて３０分ほどで酸化とともに味わいが落ちてしまう感じが残念でした。

-Acontia 12 DO Ribera del Duero: テンプラニーリョ100％、12ヶ月樽熟成、12ヶ月瓶内熟成
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いくつかの果実やトーストの香り。赤味がかった濃い紫色。バランスの良い酸味と甘み、苦み。軽い飲み口ですが、その後に広がるタンニンの後口で飽きさせません。

-Acontia 12 DO Toro: ティンタ・デ・トロ90％、ガルナチャ10％、12ヶ月樽熟成、12ヶ月瓶内熟成
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いくつかの果実の香り。深い紫色。こってりしたトロ地方独特のアタックの次に、軽やかな酸味があり、バランスの良いワインだと思いました。

-D.O.リベラ・デル・ドゥエロ