スペインワイン BUDO YA

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V.T. .エストレマドゥーラ

アブラ デル シレンシオ 2010 (HABLA DEL SILENCIO...2010)

2013/01/29

habladelsilencio2010

使用ブドウ:シラー、カベルネ・ソ-ヴィニヨン、テンプラニーリョ 使用割合明記無し
フレンチオークの樽にて6ヶ月の樽熟成

今回は、リベラ・デル・ドゥエロのワインでは無く、エクストレマドゥーラのワインになります。エクストレマドゥーラには、原産地呼称委員会が定める区域 がありませんので、この地域で生産されるワインは、テーブルワイン、若しくはヴァン・ド・ペイ、地方酒の扱いのワインとなります。
その中で、このワインはエクストレマドゥーラの地方酒というカテゴリーになります。

余り長期間の保存は考慮されていないのだと思います。割と短めのシンプルなコルクが使われていました。このワインは、ワイナリーの一番下のクラスのワインとなりますので、多分、上のクラスのワインには、そのワインに応じたコルクが使われているのだと思います。

ワインの色はかなり濃い紫です。それでもグラスの端の部分を見ると、少し褐色がかっているのが判ります。
リベラ・デル・ドゥエロの熟成ワインから出てくるような、甘いバニラのような香りはせず、豊かなベリー系の果実が中心にあって、その中に何でしょう?スパイス?の様な感じがしました。

こういった作りなのだと思います。ワインは果実味が残っていて、甘みは少なめに感じました。辛口と言って良いと思います。タンニン分が強く、長い余韻が 楽しめます。アルコール度数も14.5%と比較的高く強いワインですが、フルーツ感が強いので割と軽やかにまとまっていると思いました。フレンチオークの 樽で6ヶ月熟成してあるようですが、ワイン自体からは、それを余り感じませんでした。
今回試飲したはワイナリーの末っ子にあたるワインですが、それはそれで割とまとまっていると思いました。いつも飲んでいるテンプラニーリョ種を使ったワインとは、別のキャラクターを持っているので、飲んでいて興味深かったです。

今回からグラスを変えました。ちょっと注ぎすぎました。


-V.T. .エストレマドゥーラ