ワイン アドヴォケイト・リアス・バイシャスレポート
スペインで最も商業的に成功している産地のひとつ、リアス・バイシャスのレポート。
一般的にリアス・バイシャスはアルバリーニョの代名詞にもなっていて、黒ブドウは0.79%の生産量しかありません。しかし、今回、ルイス・グティエレス氏が試飲した44社のうち、19社が赤ワインをリリースしています。これは、10年前には考えられないことでした。ハイエンドの赤ワインにとって、2018年は過去最高の素晴らしいビンテージです。
リアス・バイシャスの大部分の土壌は花崗岩です。花崗岩は砕けたり劣化したりしますので、砂や粘土もあります。石英や鉄など他の元素も含まれています。海岸沿いの土壌は砂質で軽い傾向があり、海の影響で気温が下がります。内陸部に行くと、粘土質が多くなり、保水性が高くなります。花崗岩はワインに電気的な、塩味を与える傾向があります。塩分濃度は、海岸から少し離れた場所で発生する傾向のある霧の影響もあります。少し一般化すると、沿岸部のワインは軽く、内陸部のワインはよりシリアスになります。
以前は、各ワイナリーで一種類のワインしか生産していませんでしたが、今では土壌や場所で分けたり、単一畑のワインを作っていたり、6種類以上あることも珍しくありません。
また平均気温だけでなく、雨がいつ降るかによっても、酸の持ち方が変わるので、収穫のタイミングが重要になり、それを理解している生産者がますます増えてきています。トップワインは、Forjas del SalnésのFinca Genoveva、ZarateのEl Palomar、Albamarの69arrobas、Do FerreiroのCepas Vellas。
注目すべき生産者としては、Adega do Vimbio、Adega do Ricón、Cambados Urban Winery、Castrobrey、Destinos Cruzados、Iria Otero Mazoy、Torgo、Tricó、Narupaなど、たくさんの名前が挙がっています。