ワイン アドヴォケイト・リベイロレポート
ガリシアの内陸にあるリベイロ地方のレポート。
長い歴史のある産地ですが、フィロキセラ以降、病虫害に比較的強く、収量の多いパロミノへの植え替え、協同組合による大量生産で画一的なワインが増えました。せっかくの多様な品種や個性あるテロワールも評価されずにきましたが、素晴らしいワインを作る生産者ももちろん増えてきています。
パゴ・デ・カラオベハスによるリベイロきってのクオリティワイン、エミリオ・ロホとビニャ・メインの買収が大きな話題を呼びました。頑固なこだわりのビニュロンであるエミリオ・ロホは、カラオベハスチームの精力的な仕事に満足していて、今年まではプロジェクトを手伝う予定ですが、その後は別の産地を旅したり、もっと自分の時間を持ちたいと話しているそうです。2019年10月に奥様が亡くなってしまったのも影響しているのかもしれません。
ビニャ・メインの元オーナー、ハビエル・アレンは4年間コンサルタントをしていたコマンドGと新しいプロジェクトを開始するそうです。
他の注目すべき生産者としては、ルイス・アンショ・ロドリゲス、コト・デ・ゴマリス、ベルナルド・エステベス、アデガ・ド・デモ、イリア・オテロ・マソイ、ティロ・アル・ブランコなどが挙がっています。