ワイナリー訪問 D.O.カスティーリャ・イ・レオン Isaac Cantalapiedra
メソッド・アンセストラル
メソッド・アンセストラル(田舎方式)で作る、ベルデホ種のスパークリングワイン。
一次発酵中のワインを低温下において発酵を減速させて瓶詰めし、再び瓶内で発酵することでスパークリングワインになります。シャンパーニュ方式が一次発酵が終了したワインに糖分と酵母を添加して瓶内で二次発酵させて作るのに対し、アンセストラル方式ではブドウの糖分だけでワインを作るので、品種の特徴が出やすいとされます。
開けたてはシードルのような甘酸っぱさがあり、決して洗練された味わいではないのですが、不思議と、この旨い雑味の虜になってしまうかもしれません。
イサック・カンタラピエドラでは、8月初めから収穫をしたそうで、9月末に訪問したときにはステンレスタンク内の一次発酵はみんな終了していました。若い醸造家マヌエル・カンタラピエドラの積み重ねた経験と自信がさらに進化したワインが出来つつあって、リリースがとても楽しみです。新しい試みの、樹齢150年の自根ベルデホからできる緻密なワインも期待大。
ワインのラインナップ。真ん中のカンタヤノは日本でもお楽しみ頂けます。見かけたらぜひ。