PVN 自然派ワイン会

2016年５月22日にマドリッドで開催された自然派のワイン会。栽培においては、化学肥料や除草剤、防かび剤、殺虫剤を使用せず、醸造過程においても、野生酵母使用、亜硫酸無添加、無清澄、無濾過を基本としたワインです。

特に亜硫酸を使わないことで雑菌が繁殖してしまうリスクがあり、極端な自然派ワインについては賛否両論分かれがちですが、どんな試飲会よりも生産者の熱い情熱が伝わってくるのが興味深いところ。

年間生産本数が数百本～数千本と、ごくごく少ないことも、自分たちのワインにより愛着がある理由のひとつだと思います。

Bodega Marenas
http://bodegamarenas.com/

コルドバ。南部にあり、標高もそれほど高くないのに、酸のバランスが良く、クリア。適切な栽培方法が良いブドウをもたらすのですね。

Le Zaparel
http://www.lezaparel.com/Fr/NotreFerme.asp
フランスのワイナリー。
2006年や2003年のメルローなど長期瓶内熟成が秀逸。嫌気的に醸造しているため、瓶詰めして数年は美味しく飲めないからだそうです。まさに手間暇のかかったワインたち。

フランスのJohn Almansa氏によるファーストビンテージのワイン。もともと養蜂など農業をしていて、ようやくワイン作りにも取りかかれたのだそう。

Can Torres
http://cantorres.blogspot.com.es/
エンポルダで石器時代の遺跡も残る、何千年もの間手つかずの広大な農地を持っています。それがワインのエネルギーになるのだそう。

La Perdida
http://www.laperdida.es/p/la-bodega.html
カナリア諸島のワイナリー。「闇の中に光を見た」このワインができたとき、そんな風に感じたのだそうです。

F.SCHATZ
http://www.f-schatz.com/
スペインでもめずらしい、アンダルシア地方のロンダという町で作られているワイン。今回の試飲会の中では一番洗練されていると思ったら、日本にも少量ながら入っているそうです。

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