D.O.Ca.リオハの動向
2016/07/25
マスター・オブ・ワインであるティム・アトキン氏が第一級に格付けしたワイナリー、Bodegas Artadi。上質なワインで国内外に知られていますが、年も押し迫った12月29日に、DOCa.リオハからの脱退を発表し、ワイン業界を驚かせました。
リオハには、3つのサブゾーンがあります。リオハ・アラベサはバスク州アラバ県、リオハ・アルタはリオハ州、リオハ・バハはリオハ州とナバラ州に位置します。
Artadiは、DOCa.リオハからの脱退理由を次のように述べています。アラベサはバスクであって、リオハではない。我々は、「出る」のではなく、自らの土地に「残る」のだ。市場は個性を求めており、400万本以上も生産するワイナリーと一緒にされるのは無理がある。
バスク州政府の協力を求め、DOアラベサ設立に向けて動くようです。そうなれば、少なくとも60ワイナリーがDOCa.リオハからの脱退するだろうとArtadiは言っています。
原産地呼称委員会と生産者の意見の違いは多くのDOで見られますが、Artadiのような有力ワイナリーを含めた、今後の動きに注目したいです。
https://www.vinetur.com/…/artadi-advierte-al-consejo-regula…