ワイナリー訪問 Bodegueros Quinta Esencia D.O.トロ
ボデゲロス・キンタ・エセンシア
2016/07/26
D.O.トロのボデゲロス・キンタ・エセンシアでまとまった試飲をしました。若飲みタイプのシルボン、フラッグシップワインのソフロス(2011、22012、2013)、トップキュベのモナギージョ、ベルデホを100リットルのフレンチオークで3年樽熟成させたシルボン、リベラ・デル・ドゥエロのアル・ナビス。
そして驚きの86年のティンタ・デ・トロ。
この地方では中世からごく最近まで、ブドウを足踏みして果汁をとり、アンフォラ(もしくはプラスティック樽)内で発酵。そのまま産幕酵母に覆われるのを待つ。適当な産幕酵母だと判断された場合は、大切にその樽を生かし、翌年にはその樽に新しいワインを追加して、まるでシェリー酒のように作っていました。
これが、まさにその伝統的な作り方をしたワイン。アモンテリャードのようなナッツや、ハーブ類が豊かに香りますが、味わいはフレッシュ。個性的なワインです。15世紀の個人的な地下セラーで、写真の黒いプラスティック樽で作られました。
醸造家のラミロ。パゴ・デ・カラオベハスやフランソワ・ルルトンなどで活躍した実力派です。