Maurodos
ベガ・シシリア社で30年間醸造責任者として働き、自身のマウロ社でも名声を集めているマリアノ・ガルシア氏がD.O.トロに作ったワイナリーです。現在は、息子のエドワルド氏が中心にワイン作りをしています。
ベガ・シシリア社がD.O.トロのポテンシャルに着目して、より良い畑を探すことを任せたのが、マリアノ・ガルシア氏でした。そして、ベガ・シシリア社の畑を購入するときに、自分の畑も同時に購入しました。2社の畑はどちらもサン・ロマン・デ・オルニハ村にあります。
年間降水量が、300mm程度。冬はマイナス15℃にも下がるのに、夏の日中は40℃を軽く越え、さらに夏でも夜は10℃くらいに下がる極端な気候です。30~40センチほど石の層が続き、その下は粘土質なので保水性があります。その水を目指して、ブドウは根を張り、同時にミネラル分も吸収します。
収穫されたブドウは、除梗され、タイヤのついたタンクに入れられ、重力を使ってステンレスタンクで一次発酵されます。
今年初めて、フレンチオークの大樽が導入されました。
少しスタイルが変わってくるかもしれませんね。
フレンチオークとアメリカンオーク。新樽と使用樽をうまく使い分けて、アサンブラージュしてワインを完成させるそうです。ワイナリーの建物はシンプルで実用的でした。