Peñalba López 2012
V.T.カスティーリャ・イ・レオンの白ワインです。テンプラニーリョ・ブランコ 40%、ソーヴィニヨン・ブラン40%、シャルドネ10%、ビウラ10%を使っています。225リットルの樽で、ソーヴィニヨン・ブランとシャルドネを一緒に発酵させ、テンプラニーリョ・ブランコとビウラを一緒に発酵させた後、同じ樽で11ヶ月シュールリーさせています。
1975年にペニャルバ・ロペスファミリーが立ち上げた、Finca Torremilanosという、D.O.リベラ・デル・ドゥエロの老舗ワイナリーのワインです。このワイナリーでは、「トレミラーノス」という、テンプラニーリョ種の赤ワインが最も有名ですが、ブルゴス県で唯一、D.O.カバの認定をとるCAVAを作ったり、ガルナチャやピノ・ノワールの単一品種のワインを作ったりと、新しい挑戦を続けています。
色合いは、濃いめの黄色。オレンジピールやレモンなどが最初に香り、時間とともに、洋なしや桃、バターなどの甘めの香りが広がってきました。テンプラニーリョ・ブランコの強い酸が強烈で、ボディは軽めかと思いましたが、こちらも味わいが開くにつれて、ソーヴィニヨン・ブランのりんごのような柔らかな甘みと、樽熟成故のボディの厚みが出てきました。
気持ちの良い苦みもあり、飲んでいて楽しいワインでした。