Matias i Torres Albillo Criollo 2013
前回のマルバシア100%デザートワインと同じワイナリーの白ワインです。フィロキセラ被害を受けていない接ぎ木なしのアルビージョ・クリオジョ100%(全房25%)を、野生酵母のみでステンレスタンク内で発酵させ、4ヶ月シュールリーしています。
畑は、標高1000メートルから1200メートルのところにあります。表面は全く砂層がなく、火山灰に覆われています。 そのため、地面に這わせるような独特な栽培方法です。
透明に近い淡い黄色。開栓直後は、明らかに閉じていて、ぬれた動物や枯れ葉などが香りました。徐々に、ハチミツや花などが香りはじめ、同時に味わいも開き始めました。飲み口はやわらかく、甘さは控えめで、酸味がやや優る、繊細な味わい。ミネラル感たっぷり。はっきりと分かりやすいワインではなく、繊細で、複雑なワインなので、より美味しく飲むためには、温度やグラスなど細やかなサービスを必要とするかもしれません。
ロバート・パーカー氏が主催する「ワイン・アドヴォケイト誌」で、このビンテージが92点を獲得しています。