Leirana Finca Genoveva 2012
ガリシア州のサルネス村にあるヘノベバ畑では、アルバリーニョ種のブドウ畑を代々女性が守ってきました。ブドウの樹齢は、200年を超えます。「ヘノベバ」は、先代のおばあちゃんの名前。
緑深く、美味しいわき水も出るところで、作り手のロドリゴ・メンデス氏がカエルを見つけて小石を投げるまでは、藻の張ったため池は、凍っているかのようにしんとしていました。
ステンレスタンクが発明される前は、ずっと栗の大樽でワインを作っていました。その伝統に立ち返り、フレンチオークの大樽で発酵、12ヶ月熟成させて作ったのがこのワインです。
オークの感じはほとんど表に出ず、2年経っているにもかかわらず、飲み始めは、非常にフレッシュ。だんだん味わいが開いてくると、厚みや余韻の複雑さがステンレスタンクで発酵させただけの若飲みタイプとはかなり違ってきます。
赤いベストを着ているのが、醸造家のロドリゴ・メンデスさん。隣のご婦人が、この畑のオーナーです。