バルデモンハス（D.O.リベラ・デル・ドゥエロ）

2014/11/07 2014/11/12

アバディア・レトゥエルタやリヌスのオーナーの一人だったアレハンドロ・モヤノ氏が、自らが最も望むワインを作るために、２０１２年６月に家族で立ち上げた新しいワイナリーです。醸造コンサルタントは、イタリアの世界的醸造家ルカ・ダットーマ氏です。

ラベルデザインは、ピングスや、レカレドといった、国内外で高い人気を誇るオーガニックワインのラベルを手がけるパティ・ニュネス・アソシア氏によるもの。家族、感情、自然、文化、歴史、そして手仕事、というワイナリーのイメージを表現しているそうです。

写真左から、18ヶ月樽熟成のAbrí Las Álas（翼を広げた）、樽を通していないEl Primer Beso（初めてのキス）、12ヶ月樽熟成のEntre Palabras（言葉にしない部分）、14ヶ月樽熟成のLos Tres Dones（３つの贈り物）。

７ヘクタールの自社畑は、ベガ・シシリア社の畑のすぐ隣にあります。実は、ドゥエロ川の南側、北向きのこの斜面には、ベガ・シシリア社の畑の多くがあります。北向きの斜面は、長期保存に欠かせない豊富な酸を生み出す元になっています。土壌には、石灰を多く含み、pH８の弱アルカリ性です。下の方に見える建物が建設中のワイナリーです。斜面を利用した半地下、太陽光パネル、雨水の利用、屋根には芝生を植えて屋内の温度を一定に保つようにするなど、再生可能エネルギーを利用した建物が完成する予定です。