Altos de Torona 2012
今回試飲したワインは、レヒナ・ビアルムと同じHGAグループのアルトス・デ・トロナ社の社名を記したワイン、アルトス・デ・トロナとなります。
使用しているブドウは、アルバリーニョ種が85%、カイニョ種10%、ロウレイラ種5%のブレンドとなります。アルバリーニョ種は単一で用いられます が、カイニョ種やロウレイラ種はブレンド用として使われる場合が多いようです。全て、ガリシア地方、北部ポルトガルでしか作付けされていない品種となりま す。
D.O.はリアス・バイシャス。アルコール度数は割と高めで13度となります。
色は割と薄めの暖かみのある黄色。香りは強め、桃のような香りの中に、リンゴやパイナップルのような、爽やかな香りを感じさせます。色からは想像できな いほど、アタックは強く、強めの飲み口です。割と甘口なのですが、苦み、酸味がはっきりしていて、飲み応えのある強めのボディを持っています。味わいにミ カンの甘皮を感じさせる苦みを感じました。この苦みは、カイニョ種か、ロウレイラ種から来る物だと思われます。表現がちょっとおかしいのですが、はっきり と判るほど微発泡しています。
輸送の事を余り考慮していないのか、ビンは肉厚でかなり重いです。
ワイナリーが公表しているデータシートによりますとこのワインは、海産物や寿司との食べ合わせが良いそうです。確かに、寿司と一緒に飲むと美味しいと思います。
マリアージュのお薦めの食べ物として、寿司が紹介されるほど、寿司がポピュラーになったと言う事に、ちょっと感銘を受けました。