Pricum Albarín Barrica 2010 (Bodegas Margon) D.O. ティエラ・デ・レオン
現在スペインで最も注目すべき醸造家の一人、ラウル・ペレス氏がこの地方の固有品種、アルバリンを使って作る白ワインです。恐らくシュナン・ブランと起源が同じではないかと言われるアルバリンですが、栽培面積も収穫量も非常に少ないブドウです。
Bodegas Margónは、樹齢60年のアルバリンを持っている唯一のワイナリーです。収穫量は1600Kg/Haとごく少量。ステンレスタンクではなく、フレンチオークの大樽で一次発酵させ、その樽で7ヶ月間熟成しています。
滑らかなボディとシャープな輪郭を持ち、リンゴやトロピカルフルーツ、ドライブルーツなどのアロマを感じることが出来ます。特に意識せず飲んでもとっても美味しいワインなのですが、日本のとあるBARで、いろんなグラスでこのワインを飲ませていただたとき、新鮮な感動があったので、マネをしてみました。
左から、ワイン祭りでもらった白ワイン用の小ぶりの試飲グラス。リーデルのリースリング用、シュピゲラウの水用、一番右がリーデルのテンプラニーリョ用。はっきりと分かったのは、口がすぼまったテンプラニーリョ用のグラスが一番味わいのバランス、香りのバランスが良いこと。リースリング用のリーデルとシュピゲラウは形は似ているけれども、味わいも香りも明確に違いました。小さな試飲用グラスは、残念ながら、なかなか味わいが開かず、せっかくの個性が感じにくかったです。
ワインの好みに正解も不正解もないのですが、難しい話は抜きにして、お手持ちのグラスを並べて遊んでみるのはなかなか楽しいので、ワイン好きなお友達が集まったときにはお試しください。