ブリエゴ ティエンポ クリアンサ 2009
Briego Tiempo Crianza 2009
D.O. リベラ・デル・ドゥエロ
今回試飲したワインは、リベラ・デル・ドゥエロのテンプラニーリョ種１００％のワインとなります。久々にテンプラニーリョ種用のグラスを使いました。
ワイナリーはペニャフィエル村の南１０キロほどのフォンペドラサ村にあります。小さなワイナリーですが、７０ヘクタールというワイナリーの規模の割りには広い畑を持っていまして、（因みにプロトス社の自社畑は１００ヘクタール、管理畑が５００ヘクタール、ベガ・シシリア社は自社畑を250ヘクタール持っています。）様々なワインを作っています。
ワインはアメリカンチェリーの様なエンジ色。澄んだ色をしています。
抜栓直後は、若々しさを感じさせるフルーツの香りがしました。２００９年物ですが、まだまだ保存が効きそうな感じです。
しばらくすると、バニラやキャラメル香り、放っておくとチョコレートと言った感じに香りの変化を感じさせてくれました。
しっかりとしたアタックは感じるものの、スムースな飲み口です。赤ワインとしては重口のクラスに分類されると思いますが、リベラ・デル・ドゥエロの中では、中くらいの重さだと思います。飲み始めにはイチゴのような酸味を感じさせてくれます。全体的にはタンニンが良い具合に熟れていて、まろやかさを感じさせてくれるようです。アメリカンオークとフレンチオークの樽で１４ヶ月樽熟成されています。
ここのワイナリーや畑には何度も行った事があります。恵まれた畑から収穫されるブドウその物が持つポテンシャルの高さ、そして生産の現場を見て感じたのですが、歩留まりを追求せずに余裕を持って生産しているからだと思います。ワインには味わいの豊かさを感じます。よく出来たワインだと思います。
日本では販売されておりません。
BUDO YAから直接ご購入になれます。