このワイナリーをつくったのは名前の通り、トマス・ポスティゴ氏です。 老舗ワイナリーのプロトス、人気ワイナリーのパゴ・デ・カラオベハスに25年間勤務し、おいしいワインを作り続けていました。氏が独立して作ったこのワイナリーも注目を集めています。
中がワイン博物館になっているペニャフィエル城のすぐ下にワイナリーはあります。
住所のところを探しても、目的のワイナリーが簡単に見つからないことはよくあります。道なき道をしばらく行かないといけない、村からはずれた畑の中にあって、住所が場所と一致しなかったりするからです。
このワイナリーは町中の住所になっているのに、どこを探してもワイナリーらしきものがありません。
仕方なく、近くのガソリンスタンドで訪ねてみたら、「あぁ、ただの倉庫で看板もないからね。」ということでした。
車が二台とまっているところがワイナリーの住所です。ドアが開いていたので、挨拶しながら入ってみても誰もいません。
「入りますよ~」
やや小ぶりのステンレスタンクが8台ほど並んでいます。
フレンチオーク。毎年新しいものに替えるそうです。(どこを探しても誰もいなかったので隣の工場で尋ねたら、入り口すぐの階段を上ったところに事務所があるよと教えてくれて、そこをノックしたら担当者がいたのでいろいろと説明を聞きました。)
2009年がファイーストビンテージで、樽熟成12ヶ月の赤ワインと樽熟成7ヶ月の白ワインの二種類だけを作っています。
生産量もごく少なく、アジアは中国に少し輸出しているそうですが、今のところ日本向けにまで輸出を拡大するワインが残ってないそうです。
トマス・ポスティゴのワイナリーのすぐ前に、ティント・ペスケラのアレハンドロ・フェルナンデス氏が作ったホテルがあります。古い建物を修繕したそうです。
中庭でご飯も食べられます。
大きな会場もあって、結婚式や初聖体のお祝いパーティに使われているようです。
グラナダのアルハンブラ宮殿のようなデザインです。SPAもあります。ワイナリー見学やペニャフィエル観光をした後、のんびりここで過ごすのも気持ちよいかもしれません。
-ワイナリー訪問, D.O.リベラ・デル・ドゥエロ