6月17日にトロ地方にあるワイナリー、ボデガ・ヌマンシアへ行ってきました。
ボデガ・ヌマンシアは、サモラ県のバルデフィンハス村にあります。街道沿いに建っていますので、見逃すことは無いと思います。
この建物は、事務所、そして最終製品の保管、納品場所として使われています。割と入り口が小さいです。
出荷を待つヌマンシアです。奥の部屋が品質検査室となっています。
一人ずつ、グラスを渡されます。グラスの大きさは揃っている物の、ピカピカに磨き上げられているわけではなく、私が受け取ったグラスの足部分には、2とマジックで書いてありました。
ステンレスの一次発酵タンクです。奥に見えるタンクのように、定温管理する為の水を通す配管が帯のように見える場合が多いのですが、手前にあるタンクはちょっと変わっているようで、でこぼこしています。左側手前にあるのは、垂直式のプレスです。
テルマンシアだけは、一次発酵にオーク樽を使っているそうです。それにしては、数が少ない気がしますが...機会があったら聞いてみます。
説明してくれているのは、醸造家のホセさんです。
樽の中です。使っているみたいですが、どうやって温度の管理をするのでしょう?
ワイナリーのカルロスさんが、ヌマンシアの2010年物を注いでくれます。
深い深い、黒に近い、紫色です。
タンニンが強いです。濃厚で、飲み物では無いような味わいです。
はっきりと何年後とかとは判りませんが、少なくとも、2年は保存して置いた方が、もっと美味しくなると思います。ブドウの種類自体は、テンプラニーリョ種と言うことで、リベラ・デル・ドゥエロのワインと同じなのですが、ここトロのテンプラニーリョ種は、ティンタ・デ・トロと呼ばれ、リベラ・デル・ドゥエロのテンプラニーリョ種とは区別されています。トロのブドウの良いキャラクターが出ていました。美味しかったです。
建築中の建物です。
一次発酵のタンクを置くそうです。
熟成樽は、地下にあります。全てフレンチオークの樽、そして100%新樽を使っています。
全ての樽に番号がふってありました。
最後にボトル詰めされた製品の説明をしてお終いです。
この3種類が、ここのワイナリーで生産されているワインの全てです。一番右側のワインは、テルマンシアです。赤ワインは大体1キロくらいの重さなのですが、テルマンシアは、1.5キロくらい重さがあります。試しに持ってみましたが、確かに重かったです。
-ワイナリー訪問, D.O.トロ