プロトス ベルデホ 2011
赤ワインとロゼワインを作ってきたプロトス社が、ルエダ地区のセカ村にあるワイナリーで作る白ワインです。2006年が、ファーストビンテージとなります。
ルエダ地区では、営業的な理由から、ビウラ種を混ぜる場合もあるのですが、このワインは、ベルデホ種が100%となります。高級な白ワインとなると、ベルデホ種だけって言うのが多いですね。今回飲むワインも、白ワインの中では、割と高めの価格だと思います。安くは無いです。
色は薄めの麦わら色です。見た目には弱そうな色なのですが、香りは素晴らしいです。リンゴやグレープルーツの爽やかな良い香りが感じられます。この芳香は、ベルデホ種の味の一つです。
フルーティな香りで、薄めの色合いなのですが、辛口で厚みのあるしっかりとした飲み口です。酸味のバランスも良いと感じました。舌にまとわりつく様な不快な感じが無いので、爽やかさもほどほどにある様です。それでも、とても爽やかと呼べるワインでは無いですね。
このあたりの作り方は、赤ワインのプロトスに似ている様な気がします。
飲んだ直後は、フルーティさを感じられるのですが、その後、舌の奥に苦みを感じさせます。これもベルデホ種の特徴ですね。
今回飲んだ白ワインも、プロトスらしく、ブドウの特徴を上手く引き出した、良く出来たワインだと思います。つい最近、昨年収穫分の2012年物が、市場に出たそうです。今度、今回飲んだ2011年物と2012年物、どちらが美味しいか(好みか)比べてみたいと思います。